カイロ駅から列車でアレキサンドリアへ。紀元前332年にアレキサンダー大王により建設された、地中海に面する美しいリゾート。プトレマイオス朝最後の女王クレパトラがいたことでも有名。
かつてはテーベと呼ばれ、首都として栄えた。歴代のファラオが埋葬された王家の谷や壮麗なハトシェプスト女王葬祭殿が有名である。 残念ながら、王家の谷のファラオの墓は撮影禁止である。王妃の谷のラムセス2世の王妃ネフェルタリの墓の壁画は最も美しいといわれる。
ルクソール西岸の入り口立つメムノンの巨像は2体のアメンホテップ像である。 古代エジプト建築の粋といわれるハトシェプスト女王(エジプトで最初の女王)葬祭殿はアメン神、父トトメス1世、そして自らのために建造したといわれる。
日の昇る東岸は生者の町と呼ばれ、駅や市場など生活の場としてにぎやかな街となっている。ここにあるカルナック神殿ははエジプト最大級の神殿で、アメン信仰発祥の地として歴代のファラオが増築し、中心となるアメン大神殿は約30haもある。
大列柱室には134本もの柱が立ち並ぶ。 オベリスクは側面に王の名や神への讃辞がヒエログリフで刻まれた記念碑で王たちは競って寄進した。 右が最も高いハトシェプスト、左がトトメス1世のオベリスクである。
カルナック神殿に付属する神殿。 第1塔門に聳え立つオベリスクはかつて左右2本であったが1本は現在パリのコンコルド広場にある。 右はラムセス2世の中庭。
かっては主因クスが両脇並ぶ3Kmに及ぶ参道がカルナック・アメン大神殿から続いていた。 列柱と中庭、壁のレリーフなど見所が多い。
ファルーカ(帆掛け舟)でナイル川セイリング。ひょうきんな船頭の歌と踊りつき。
ホルス神は隼でエジプト航空のマークになっている。1860年まで砂に埋もれていた。
ナイル東岸の小高い丘に立つ神殿。二重構造が珍しい。コムオンボの壁には、何故か医学的な記述がある。
ラムセス2世により建造された岩窟神殿。アスワン・ハイ・ダム建設で水没の危機にあったのユネスコの協力で移転。大神殿の正面には高さ20mのラムセス2世の巨大な像がある。 正面の像右から太陽神ラー・ホルアクティ、ラムセス2世、王の守護神アメン・ラー、宇宙の創造神プタハ。 右はラムセス2世が最愛のネフェルタリ王妃と、信仰するハトホル神に捧げるために建てた小神殿、大神殿の北120mのところにある
1970年完成の世界有数の大規模ダム。朝日が美しい。
アスワンは花崗岩の産地で、石切り場には未完のオベリスクも。 寝台車は2人用を一人で占領。但し、トイレの不潔さや線路周辺のゴミ散乱はあまり感心できない。 社内の夕食も最悪。約11時間の旅。
広大な砂漠の中から忽然と姿を現すピラミッド、4500年の時を隔てて、そのスケールの大きさは文句なしに圧倒される。
3つのピラミッドで最も大きいのはクフ王のピラミッドで高さが137m(もとは146m)。内部の見学はできるが撮影禁止。中腰で歩くので結構しんどい。 3っ並ぶピラミッドの真ん中にあるカフラー王のピラミッドは保存状態がよく頂上に化粧石が残る。もともとのピラミッドは白い化粧石で覆われていた。
スフインクスはなぜ建てられたか定かではない。カフラー王の墓の守護のため作られ、顔はカフラー王、体はライオンとの説がある。石灰岩製、エジプトで最大、最古、あごひげは大英博物館で展示。 エジプトでもっとも有名な観光地だけに観光客も世界中から。
サッカラにある世界最古のジュセル王の階段ピラミッド、ギザのピラミッドより約100年前。 ダハシュールには途中から角度の違うネフル王の屈折ピラミッドがある。
ダハシュールにはもうひとつピラミッドがあり、赤い石が使われたことから赤のピラミッドと呼ばれている。 右は古王国の首都メンフィスの博物館に飾られているラムセス2世の巨像。
妖艶なベリーダンサーの踊りを堪能し、記念撮影でダンサーのベリーに触らせてもらった(この写真は非公開)。
ミナレット(尖塔)が美しいムハンマド・アリ・モスクを訪問、内部も美しい。
モスクを見学に来ていた将来のエジプト美人とお世話になった添乗員嬢と現地ガイド氏。