bango | rakugoka | endai | naiyou | baitai | bikou | 1 | "桂 文楽" | "明烏" | " 大店のお坊ちゃんがおられまして、この人がずいぶん真面目な人でした。朝早くから店の下働きの者に混じって雑用をしたり、夜は夜で店の者が寝静まってからも、一人仕事をこなすといった具合で、一般に2代目と言うと馬鹿息子が多い中、なかなかたいした人物でした。
" | "カセット" | |
2 | "桂 文楽" | "船徳" | " 落語では、道楽息子の若旦那が多数登場しますが、彼らの多くは、生まれの良さからくる性格の明るさ、世の中や運命に対する楽天的な観測、悲劇性のなさ等々、大変愛すべき性格の持ち主だったりします。
" | "カセット" | |
3 | "桂 文楽" | "寝床" | "日本橋は横山町に呉服屋のご主人がおられて、実に温厚な方だったのですが、ただ一つ問題は、義太夫がお好き。好きなのは構わないのですが、お世辞にもお上手とは言えない。ところが、困ったことに、ご自分では免許皆伝だと思われているものですから、夜になると、店のものを集めてお聴かせになる。その夜も、声を張り上げていると、店のものがシーンとなる。感に堪えて聴き入っているのだろうと、ひょいと見ると、みんな寝てしまっている。怒った主人が、ふと見ると、12、3の小僧さんがしくしくと泣いています。
" | "カセット" | |
4 | "桂 文楽" | "富久" | "富の噺でございます。
" | | "CD" |
5 | "古今亭志ん生" | "火炎太鼓" | "「このタンス、なかなかいいじゃない」
" | "カセット" | |
6 | "古今亭志ん生" | "鮑のし" | | "カセット" | |
7 | "古今亭志ん生" | "妾馬" | | "カセット" | |
8 | "古今亭志ん生" | "品川心中" | | "カセット" | |
9 | "三遊亭金馬" | "居酒屋" | | "カセット" | |
10 | "三遊亭金馬" | "高田の馬場" | "「おい、ガマ屋。その薬は20年も前の古傷でも直せるか」
" | "カセット" | |
11 | "三遊亭金馬" | "くしゃみ講釈" | | "カセット" | |
12 | "三遊亭金馬" | "孝行糖" | "今では行商というと「たけやー、さおだけ」とか、「ロバのパン屋はチンカラリン」と言ったぐらいしか出てきませんが、昔は豆腐屋、卵屋、鰯屋、金魚屋と様々ございました。
" | "カセット" | |
13 | "三遊亭金馬" | "目黒のさんま" | " ある日、お殿様が武芸鍛錬のため馬を駆って遠乗りに出かけました。このお殿様、性格はいいのですけれど、少々そそっかしいところがございまして、家来は毎日ヒヤヒヤしております。今日の遠出も、思い立った途端に出かけてしまったものですから、家来は大慌て。目黒に到着し、昼食をと思ったものの、あまりにも突然の遠出だったので、だれもお弁当を持ってきておりません。そこへ、サンマを焼くいい匂いが……。当時、サンマは下魚として、身分のある人が食べるものではないといわれていました。しかし、お殿様は空腹にたえられず、家来に申しつけ" | "カセット" | |
14 | "桂 三木助" | "芝浜" | " あるところに有能な魚屋さんがおりました。彼が魚河岸で選んでくる魚は新鮮で評判良かったのですが、あいにく彼は、なるべくなら働きたくない人でした。そんな彼が、浜辺を歩いていると、財布を拾います。中には42両もの大金が。家に飛んで帰って、奥さんに報告し、ほっとしたのとお金があるという安心感から、お酒を飲んで寝てしまいます。
" | "カセット" | |
15 | "桂 三木助" | "へっつい幽霊" | "古道具屋で、古い瓶を売っておりました。もっとも、古道具屋で新しい瓶を売っていたら、ちょっと考えものですけれど。
" | "カセット" | |
16 | "桂 三木助" | "崇徳院" | " 若旦那がおりました。この若旦那、教養もあり、仕事もでき、それになかなかの美男子だったのですが、オクテな人でした。どこぞの誰かさんとは全く逆なわけですが、それはともかく、この若旦那がある日、上野に遊びに行ったところ、一人の女性と出会いました。若旦那はこの女性に人目ぼれ。声をかけたいのだけれども、なにしろオクテでして、きっかけがつかめません。そうこうするうちに、女性は若旦那に会釈して立ち去ります。後には、短冊が残されていました。若旦那が手にとって見ると、短冊には、
" | "カセット" | "カセット" |
17 | "桂 三木助" | "宿屋の富" | "「おい、お二階のお客さまは、どうした」
" | "カセット" | "カセット" |
18 | "春風亭柳好" | "野ざらし" | " さて、ある日、熊さんが隣のご隠居の家からなにやらひそひそ話が聞こえてくるので、こっそり覗いてみると、うら若い女性と二人っきりで、なにやらひそひそと話している。しばらくすると、娘はご隠居の肩をもみ出す。くそー、あのじいさん、枯れたなんていって、あんな美人の若い女を引っ張り込みやがって、と熊さんは悶々とその夜を過ごします。
" | "カセット" | "カセット" |
19 | "春風亭柳好" | "鰻の幇間" | "仕事というと、これがなかなかやさしい仕事というのはございません。芸人の中でも一番難しいのが、幇間、つまり「たいこもち」なのだそうで……。
" | "カセット" | "カセット" |
20 | "三笑亭可楽" | "笠碁" | "囲碁・将棋というのは、娯楽の少なかった時分には、大変人気のあった遊びでございまして、夏の夕暮れともなると縁台なんか持ち出して、近所の連中が集まってきては、パチリ、パチリとやっていたのだそうです。
" | "カセット" | "カセット" |
21 | "三笑亭可楽" | "味噌倉" | "人は2種類に分けられます。浪費家とケチと。
" | "カセット" | "カセット" |
22 | "春風亭柳枝" | "王子の狐" | "ある男が、王子稲荷に参詣し、根岸口の裏道を歩いていると、前の草むらで狐が一匹頭の上に一所懸命、草を載せている。どうするのかなと思ってい見ていると、くるっと宙返りをして22、3の美しい女性に化けた。
" | "カセット" | "カセット" |
23 | "春風亭柳枝" | "甲府い" | | "カセット" | "カセット" |
24 | "三升屋小勝" | "水道のゴム屋" | | "カセット" | "カセット" |
25 | "三升屋小勝" | "初天神" | "「お前さん、出かけるんなら、金坊を連れて行っておくれよ。家にあの子がいると、悪さばかりして、片づけが進まないんだよ」
" | "カセット" | "カセット" |
26 | "三遊亭小圓朝" | "転宅" | " さて、お梅さんのところに泥棒が入りました。しかし、そこはしっかり者のお梅さんのことです。ただ震え上がってガタガタしてるなんてことはありません。泥棒をおだて上げ、夫への愚痴に付き合わせ、「今の夫には、ほとほと愛想がつきた。あんたと一緒に逃げよう」と言います。泥棒はすっかりその気になって、夜逃げのための準備にと懐から紙入れをお梅さんに渡します。お梅さんは、「夫のいるときには、タライを出しておくから、タライが出てないときに来ておくれ」と泥棒をひとまず帰します。
" | "カセット" | "カセット" |
27 | "桂 枝雀" | "茶漬えんま" | | | "CD" |
28 | "桂 枝雀" | "貧乏神" | | | "CD" |
29 | "桂 枝雀" | "宿替" | | | "CD" |
30 | "桂 枝雀" | "替わり目" | | | "CD" |
31 | "桂 枝雀" | "夏の医者" | "さて、江戸時代の医者は、今とは違って、「別にやりたいことはないけど、とりあえず医者にでもなっておくか」なんてことで医者になる人もいたのだそうです。こういう医者を「でも医者」なんてことを言いまして、まぁ、こういう人にかかった患者はたまったものではありません。
" | | |
32 | "桂 枝雀" | "八五郎坊主" | | | "CD" |
33 | "桂 枝雀" | "軒付け" | | | "CD" |
34 | "桂 枝雀" | "鷺とり" | | | "CD" |
35 | "桂 枝雀" | "鴻池の犬" | | | "CD" |
36 | "桂 枝雀" | "植木屋" | | | "CD" |
37 | "桂 枝雀" | "船弁慶" | | | "CD" |
38 | "桂 枝雀" | "代書屋" | | | "CD" |
39 | "桂 枝雀" | "天神山" | | | "CD" |
40 | "桂 枝雀" | "壷算" | | | "CD" |
41 | "桂 枝雀" | "三十石" | | | "CD" |
42 | "桂 枝雀" | "口入屋" | | | "CD" |
43 | "柳家小さん" | "不動坊火焔" | "あるところに、それは美しい未亡人がおりました。年の頃は27、8。当時は年増と呼ばれる年齢なのですが、個人的には女性は30歳になってからと感じる人間なので、僕としては全然OKな年齢です。もっとも、僕がOKだろうが、どうだろうが関係ないのですけれど。
" | | "CD" |
44 | "柳家小さん" | "試し酒" | | | "CD" |
45 | "柳家小さん" | "ろくろ首" | "ろくろっ首と言いますと、あの首がにゅっと伸びる例のアレですが、その昔は、「親の因果が子に報い」と仏教の因果応報の思想もからんで、実在すると思われていました。確かに、ほの暗い行灯の光りと、障子に映った女性の影。その影の首が伸びるというのは、大変に恐ろしいものです。ですが、それが落語の世界になると……
" | | "CD" |
46 | "柳家小さん" | "へっつい幽霊" | | | "CD" |
47 | "柳家小さん" | "三人旅" | "東京の人というのは、昔から結構見栄っ張りでして、とにかく何が嫌いかといって、無知だと思われるのが、一番気に食わない。逆に、事情通だと思われることを、ひどく嬉しがるようでして、こういう人が集まると、大体において、仲間内だけで通用する言葉を使いたがるものです。特にコンピュータ関係者には符牒を使いたがる人が多くて困っているのですがって、これは愚痴ですけれど。
" | | "CD" |
48 | "柳家小さん" | "狸賽" | | | "CD" |
49 | "柳家小さん" | "長屋の花見" | "長屋あげて花見に行こうということになって、皆で弁当を作って出かけたものの、そこは貧乏長屋の住人。誰もお酒を買うお金がない。仕方ないから、お茶を「オチャケ」と称して、花見をはじめます。
" | | "CD" |
50 | "柳家小さん" | "三軒長屋" | "この三軒長屋の住人も、そんな1つでして、1件目が火消しの頭、2件目が隠居、3件目が剣術の先生が住んでおりました。火消しの頭といえば、若い者の溜まり場になって、火消しの稽古をやったり、それが終わったら酒が入ったりと、一日にぎやかなことありません。剣術の先生のところも、あんまり事情は変わらないようでして、やっぱり昼間から「面だ」「胴だ」とバタバタ騒ぎ、夜になれば詩吟をがなりたてるというわけで、やっぱり一日騒がしい。結局、一番、割を食っているのは真ん中のご隠居さん。
" | | "CD" |
51 | "柳家小さん" | "花見の仇討ち" | "「花見に行こうと思うんだが、なんか面白い趣向はないかなぁ」
" | | "CD" |
52 | "柳家小さん" | "たぬき" | | | "CD" |
53 | "柳家小さん" | "穴どろ" | "ここ数日、まともな食事にありついていないこともあって、それでなくても普段からボーっとした与太郎が、輪をかけてボーっとしてふらふらと町を歩いておりました。
" | | "CD" |
54 | "柳家小さん" | "一目上がり" | "「ご隠居さん、あそこの床の間に掛かっている掛物。ありゃ一体なんです?」
" | | "CD" |
55 | "柳家小さん" | "うどん屋" | " 商売というのは、いろいろとコツがあるものでして、例えば屑屋さんなんかだと、大声で呼ばれたときは、それほど大したものは見込めない。むしろ小声で呼ばれたときの方が掘り出し物があるのだそうです。
" | | "CD" |
56 | "柳家小さん" | "千早振る" | "その昔、和歌は教養のイロハのイと言われ、一人前の大人になるには、古今・新古今をそらんじるくらいでないとと言われたそうです。しかし、そうは言ってもなかなか和歌に親しむという風流なことを言ってられるわけではありません。特に生兵法はなんとやらという具合で、和歌にまつわる失敗談は多いようです。これも、そんな話の一つ。
" | | "CD" |
57 | "柳家小さん" | "宿屋の仇討ち" | " 旅のお侍が、宿屋にやってきました。侍は、疲れた体を休めたいので、静かに寝られる部屋が欲しいと言います。宿屋の者は、奥の部屋に侍を通しますが、悪いことに隣の部屋には、江戸からの3人連れが泊まっています。
" | | "CD" |
58 | "柳家小さん" | "かぼちゃ屋" | | | "CD" |
59 | "柳家小さん" | "短命" | "「こんな馬鹿な話があるものかどうか、ちょっと聞いてくださいよ。伊勢屋の旦那なんですがね、また死んじゃったんですよ」
" | | "CD" |
60 | "柳家小さん" | "強情灸" | | | "CD" |
61 | "柳家小さん" | "粗忽長屋" | "落語には、粗忽者というのがたびたび出てきます。粗忽者というのは、これは慌て者であったり、忘れ屋さんであったり、うっかり者だったりするわけですが、落語の世界では、この粗忽者は時に愛すべき者として、ときに嘲笑の対象として描かれることになります。
" | | "CD" |
62 | "桂 枝雀" | "どうらんの幸助" | | | "CD" |
63 | "三笑亭可楽" | "らくだ" | "さて、長屋で「らくだ」とあだ名されていた人が亡くなりました。ごくつぶしでも、葬式ぐらいは出してやろうと、友人が集まったのですが、「ラクダ」の友人です。葬式代として集めたお金で、お酒を飲んで、さんざクダを巻いてしまいます。
" | | "CD" |
64 | "三笑亭可楽" | "うどんや" | | | "CD" |
65 | "三笑亭可楽" | "反魂香" | "その昔、反魂香という薬がございまして、心を込めてこれを火にくべると、死んだ人に会えるというものでした。この薬、一時期大流行いたしまして、川柳なんかでも、
" | | "CD" |
66 | "三遊亭金馬" | "藪入り" | "奉公に出ていた子供が、初めて家に戻るというので、両親は嬉しくてたまらない。しかも帰ってきた子供が、想像に反して、礼儀正しく、しっかりしているので、親は嬉しいやら、くすぐったいやら、取り留めのない挨拶をかわすといったものです。
" | | "CD" |
67 | "三笑亭可楽" | "今戸焼" | "「あら、おまえさん。早かったね。ねぇ、お前さん。怒ってんの? ねぇってば。なんか言っとくれよ。やだ、ホントに怒ってんだ。でも、怒った顔の方がいいよ。普段、でれっとした顔してるから。一週間ほど怒ってない?」
" | | "CD" |
68 | "古今亭志ん生" | "あくび指南" | "「おい、留さん、すまねぇが、ちょっとつき合ってくれ。実はねぇ、ひとつ稽古してみたいものがあるんだが、一緒に行ってくれないか」
" | | "CD(MP2)" |
69 | "古今亭志ん生" | "道灌" | "この落語の題となっている太田道灌は、一方では江戸城築城など武に優れた人物であると同時に、他方で、和歌も親しむ知識人でもありました。彼の辞世の句、
" | | "CD(MP2)" |
70 | "古今亭志ん生" | "強情灸" | | | "CD(MP2)" |
71 | "古今亭志ん生" | "はてなの茶碗" | | | "CD(MP2)" |
72 | "古今亭志ん生" | "井戸の茶碗" | "昔、あるところに真面目な武士がおりまして、古道具屋で買った仏像から50両もの小判が出てきたのですが、自分は、仏像を買ったのであって、小判を買った訳ではないから、小判は持ち主に返すと言い出します。
" | | "CD(MP2)" |
73 | "古今亭志ん生" | "いくよ餅" | | | "CD(MP2)" |
74 | "古今亭志ん生" | "稽古屋" | | | "CD(MP2)" |
75 | "古今亭志ん生" | "唐茄子屋政談" | | | "CD(MP2)" |
76 | "古今亭志ん生" | "天狗さばき" | | | "CD(MP2)" |
77 | "古今亭志ん生" | "狸賽" | | | "CD(MP2)" |
78 | "古今亭志ん生" | "千両みかん" | " 日本橋のさる大店の若旦那が、病にかかってしまいました。可愛い跡取り息子のこと、両親はたいそう心配します。医者が言うには、なにか思い煩っているのだろうとのこと。ところが両親がわけを尋ねても、若旦那は恥ずかしがって言おうとしません。
" | | "CD(MP2)" |
79 | "古今亭志ん生" | "親子酒" | " お酒は、強い人と弱い人とでは、大きな差があります。うわばみの様な人がいるかと思うと、弱い人は匂いをかいだだけで酔ってしまったり、さらにお酒の話をしただけで酔うなんて人もいる訳で……。
" | | "CD(MP2)" |
80 | "古今亭志ん生" | "子別れ" | | | "CD(MP2)" |
81 | "古今亭志ん生" | "牡丹灯籠" | | | "CD(MP2)" |
82 | "古今亭志ん生" | "巌流島" | "巌流島と言えば、武蔵と小次郎ですが、落語の世界では、どうも勝手が違うようです。
" | | "CD(MP2)" |
83 | "古今亭志ん生" | "へっつい幽霊" | | | "CD(MP2)" |
84 | "古今亭志ん生" | "百年目" | "その昔は、番頭さんというのは、大変力を持っていたのだそうで、主人は、店の方にはほとんど顔を出さない。番頭さんが一切合切を取り仕切っていたのだそうです。
" | | "CD(MP2)" |
85 | "古今亭志ん生" | "祇園まつり" | | | "CD(MP2)" |
86 | "古今亭志ん生" | "今戸狸" | | | "CD(MP2)" |
87 | "古今亭志ん生" | "居残り佐平次" | "昔の郭では、お金を払えない客を、金の工面がつくまで行灯部屋に閉じこめておくということをしました。これを居残りと言います。
" | | "CD(MP2)" |
88 | "古今亭志ん生" | "鰍沢" | "昔は信心深い人がたくさんおりまして、お題目を唱えて諸国を行脚する人も珍しくなかったのだそうです。もちろん、今と違って昔の旅は命がけ。途中で病に倒れたり、がけで足を滑らせたり、あるいは山賊や追いはぎに襲われて命を落とすということもしばしばあったのだそうです。
" | | "CD(MP2)" |
89 | "三遊亭金馬" | "金明竹" | "金明竹と言うのは、もともと中国の竹でして、その名の通り、全体が明るい黄金色をしています。特に、宇治の黄檗山万福寺の庭園の金明竹が名高いそうです。
" | | "CD(MP2)" |
90 | "古今亭志ん生" | "芝浜" | | | "CD(MP2)" |
91 | "古今亭志ん生" | "しじみ売り" | "泥坊といえば、鼠小僧が一番の人気者ですが、この噺は、その鼠小僧が冬の雪降る中でシジミを売って歩いている子供に施そうとして断られるというお話です。
" | | "CD(MP2)" |
92 | "古今亭志ん生" | "厩火事" | "論語に、
" | | "CD(MP2)" |
93 | "古今亭志ん生" | "淀五郎" | "歌舞伎のお噺でございます。市村座の座頭を市川団蔵と申します。屋号を三河屋。中でも五代目は、渋団蔵と異名をとるぐらい渋い芸をする名人でございました。
" | | "CD(MP2)" |
94 | "古今亭志ん生" | "猫皿" | " 古いものの値打ちを鑑定するテレビ番組もありますが、こういう掘り出し物やお宝というのには、昔も今も心ひかれる人が多いようです。もっとも、こういうのは欲をかくとロクなことがないものでして……。
" | | "CD(MP2)" |
95 | "古今亭志ん生" | "松山鏡" | "その昔、大変親孝行な男がおりまして、両親が亡くなってから18年、かかさず墓参りをするといった具合でした。このことが領主に知れ、褒美を下されることになりました。ところが、男は褒美はいらないから、もう一度父親に会わせて欲しいと願います。領主は一計を案じて、男に鏡を与えます。当時、鏡は大変貴重な品で、一般のものはなかなか見ることができませんでした。ですから、男は鏡に映った自分の姿を父親だと思いこみ大変感激します。
" | | "CD(MP2)" |
96 | "古今亭志ん生" | "坊主の遊び" | "吉原のお話でございます。
" | | "CD(MP2)" |
97 | "古今亭志ん生" | "星野屋" | "ともあれ、男が別れ話を切り出しに、50両もの大金を持って女の家に行きます。ところが、話がこじれて、二人は心中することになります。
" | | "CD(MP2)" |
98 | "桂 三木助" | "三井の大黒" | | | "MD" |
99 | "桂 三木助" | "ねずみ" | "大工で有名な人物といえば、左甚五郎利勝と相場が決まっているもので、この人は、飛騨山添の出で、12歳の時に弟子入りして、20歳で京に上り、「竹の水仙」を作りました。その後、江戸日本橋橘町の大工政五郎の家に居候して、「三井の大黒」や日光東照宮陽明門を作りました。
" | | "MD" |
100 | "金原亭馬生" | "お富与三郎" | | | "MD" |
101 | "三遊亭円歌" | "鹿政談" | "今でもそうですが、昔から奈良には鹿が多ございます。あんまりにも多いものですから、しかと数えることができないなんて、馬鹿なことを言っている場合ではなく。
" | | "MD" |
102 | " 三遊亭円生" | "真景重ねが淵" | | "カセット" | "カセット" |
103 | "古今亭志ん生" | "宿屋の富" | | "カセット" | "カセット" |
104 | "古今亭志ん生" | "水屋の富" | " 江戸時代、本所、深川辺りは、井戸が少なく、飲み水には苦労しておりました。そのため、多摩川上流の水を船で運び、川岸へ着いた水を、水屋が桶へかついで家々をまわって売り歩いていました。水を扱う商売ですから、一年中休みがありません。商売を休むには、誰か代わりを頼むことになるわけですが、この人が不実な者だと、自分の得意客をとられる。客を取られたくないから、少々体調が悪くても無理して出るわけです。
" | "カセット" | "カセット" |
105 | "三笑亭可楽" | "船徳" | | "カセット" | "カセット" |
106 | "春風亭柳橋" | "こんにゃく問答" | " 昔は地方に行くと、一番困るのがお寺の住職がいなくなったときです。土地の人にも読み書きできる人はいるのでしょうが、そういう人だと村のものも子供のころの事を知っています。ありがたいお経を読んでいても、あれは子供のころ鼻水たらして、俺の庭の柿を盗んでいたなんてことを思い出されると、ありがたみはどこかにすっ飛んでいってしまいます。
" | "カセット" | "カセット" |
107 | "林家 正蔵" | "千両蜜柑" | | "カセット" | "カセット" |
108 | "春風亭柳橋" | "野ざらし" | | "カセット" | "カセット" |
109 | " 三遊亭円生" | "子は鎹" | | "カセット" | "カセット" |
110 | "春風亭柳好" | "牛ほめ" | "「与太郎、こっちへ来な。おまえは今年で何歳になる」
" | "カセット" | "カセット" |
111 | "春風亭柳好" | "かぼちゃ屋" | | "カセット" | "カセット" |
112 | "古今亭志ん生" | "権兵衛狸" | | "カセット" | "カセット" |
113 | " 三遊亭円生" | "骨ちがい" | | "カセット" | "カセット" |
114 | "古今亭志ん生" | "付き馬" | "その昔、吉原では、金の払えない客に対して、大きく次のように対処していたのだそうです。
" | "カセット" | "カセット" |
115 | "古今亭志ん生" | "大山まいり" | "そこに山があるから登ったなんてことを言いますが、昔は、山に登ると言えば、信心からと相場が決まっていました。もっとも、江戸も後期になると、物見遊山の口実にしていたという人もおり、行く先々で、どんちゃん騒ぎなんてこともザラでございました。
" | "カセット" | "カセット" |
116 | "古今亭志ん生" | "黄金餅" | " あれ? 西念のやつ、薄暗い部屋で餅なんか並べて、何をやってんだろ。あんこだけ取り出してなめてるけど、嫌な食べ方だなぁ。餅だけ残したって仕方ないだろうに。なんか難しい顔して考え込んでるけど、さっさと食べてしまえよ。じれったいなぁ。おいおい、餅の中に、お金を詰め込み始めやがった。まさか、餅の中に金を入れて「金餅」なんて駄洒落じゃないだろうな。うわぁ、食っちまいやがった。ははぁ、さては、あいつ、ああやってお金を隠しておくつもりだな。これだから、ケチってのはやだねぇって、なんだ、急に苦しい顔して、まさか喉を詰め" | "カセット" | "カセット" |
117 | "古今亭志ん生" | "たがや" | " 花火と言えば、玉屋と相場が決まっていますが、玉屋は出火を原因にお取潰しになり、江戸であがる花火は、鍵屋の花火だったのだそうです。それにもかかわらず、花火と言えば玉屋でして、それを皮肉って、
" | "カセット" | "カセット" |
118 | "古今亭志ん生" | "子別れ" | "この噺は、別れた夫婦が、寄りを戻すというものです。そのきっかけを作ったのが、子供だと言うことで、子は夫婦のカスガイというお話です。
" | "カセット" | "カセット" |
119 | "春風亭柳橋" | "長屋の花見" | | | "カセット" |
120 | "桂 三木助" | "猫忠" | | | "カセット" |
121 | "金原亭馬生" | "二番煎じ" | "火事と喧嘩は江戸の華などと言いますが、昔の江戸は火事に苦しめられておりました。今でこそ、消防自動車が駆けつけてたちまちの内に火を消しとめてしまいますが、昔はちょっと火が出ると、あっという間に50軒、100軒なんて家を灰にしてしまったのだそうです。
" | | "カセット" |
122 | "桂 三木助" | "ざこ八" | | | "カセット" |
123 | "古今亭志ん生" | "猫の恩返し" | | | "カセット" |
124 | "桂 三木助" | "火事息子" | "その昔、江戸では火事が頻繁に発生していました。そこで大岡越前が町火消というものを組織したわけですが、最初に、「い組」と「ろ組」ができまして、その後、いろは四十八組となるわけです。中でも辰五郎のいた「め組」が有名ですが、実際には、いろは全ての組があったのではないのだそうで、まず「へ組」がありません。そりゃまぁ、「へ組」では、ちょっとなり手がなさそうです。それから、「ひ組」。これは火のところへ、「ひ」を持っていくと火事が大きくなるといったゲンカツギもあって、作られませんでした。もう1つ存在しないのが、「ら組」" | | "カセット" |
125 | "古今亭志ん生" | "紙入れ" | "知らぬは亭主ばかりなり
" | | "カセット" |
126 | "古今亭志ん生" | "疝気の虫" | " 病気の原因が、体の中にいる虫が悪さをしているからだと考えられていた時分の話でございます。当時、男性特有の病に、突然激しい腹痛に襲われる疝気というものがありました。これは、今ならストレスで腸にガスが溜まっているぐらいで片付けられますが、当時は疝気の虫が、おなかの中で走りまわっているからだと医者はしたり顔で患者に説明していました。
" | | "カセット" |
127 | "古今亭志ん生" | "唐茄子屋政談" | | | "カセット" |
128 | "古今亭志ん生" | "らくだ" | | | "カセット" |
129 | "古今亭志ん生" | "搗屋幸塀兵衛" | "世の中には、小言を言うのが好きな人というのは、実際います。やれ、机に座っている姿勢が悪いだの、お箸の持ち方が悪いだの、掃除の仕方にケチをつけたかと思うと、洗濯物の干し方、犬のしつけ、とにかく目にとまるもの全てにケチをつけなければ気がすまないといったありさまで、大変うっとうしい存在でございます。
" | | "カセット" |
130 | "柳家小さん" | "禁酒番屋" | | | "カセット" |
131 | "三笑亭可楽" | "二番煎じ" | | | "カセット" |
132 | "林家 正蔵" | "中村仲蔵" | "中村仲蔵の名義は四世までで、なかでも初代と三代目は有名です。三代目は、『淀五郎』に登場していますが、このお噺は初代の話です。
" | | "カセット" |
133 | " 三遊亭円生" | "紺屋高尾" | "そこの吉兵衛という職人のところに久蔵という若い職人がいました。久蔵は、腕のいい職人で働き者だったのですが、恋煩いにかかってしまいます。しかも、相手は、今をときめく吉原の花魁。大名の相手をしている高尾という女性です。
" | | "カセット" |
134 | "桂 文楽" | "愛宕山" | " 瓦投げという遊びがございます。
" | | "カセット" |
135 | "三遊亭円遊" | "味噌蔵" | | | "カセット" |
136 | "三遊亭円遊" | "野ざらし" | | | "カセット" |
137 | "三笑亭可楽" | "王子の狐" | | | "カセット" |
138 | "三笑亭可楽" | "今戸焼" | | | "カセット" |
139 | "三笑亭可楽" | "富久" | | | "カセット" |
140 | "三遊亭金馬" | "やかん" | | | "カセット" |
141 | "三遊亭金馬" | "三軒長屋" | | | "カセット" |
142 | "古今亭志ん生" | "三人起請" | " いつの時代も男性は女性に惚れられていると思いたいもので、吉原の女性はそうした男性の心理を巧みに操り、「あなたのことが好きになったの」とか、「一緒になりたい」など、あのてこの手を使って虜にしていく訳です。
" | | "カセット" |
143 | "桂 文楽" | "酢豆腐" | "「若旦那、あなたは通なお方だ。それでおたずねしたいのですが、当今では、どういうものを召し上がっていますか」
" | | "カセット" |
144 | "桂 文楽" | "厩火事" | | | "カセット" |
145 | "三遊亭金馬" | "三人旅" | "ともあれ、この三人旅は、江戸からの旅人と馬子との符牒をめぐる掛け合いで成り立っております。
" | | "カセット" |
146 | "三遊亭金馬" | "真田小僧" | "「まったく、あいつには困ったものだ。さっきもお前が俺の留守中に男を家にあげたと言うから、気になって続きを聞かせろと言うと、100円だと言いやがる。仕方ないから100円払って話を聴くと、またいいところでここから先はもう100円なんて言いやがる。なんだかんだで俺は500円もあいつにやってしまったよ。それで結局なんのことはない、お前が按摩にマッサージを受けてただなんて、親をバカにしてやがる」
" | | "カセット" |
147 | "桂 三木助" | "宿屋の仇討ち" | | | "カセット" |
148 | " 三遊亭円生" | "首提灯" | "酒に酔った町人が、酔った勢いそのままに武士にからみます。武士の方は、しばらくは無視していたものの、主君を侮辱されたところで、「えぃ」と掛け声をかけ、何事もなく去っていきます。
" | | "カセット" |
149 | " 三遊亭円生" | "三年目" | "仲のいい夫婦がおりました。夫は大変優しい人で、妻もやはりよく気のつく、かわいらしい方でした。ところが、奥様の方が、もともと体が弱かったと言うこともあって、はやり病にかかり倒れてしまいます。夫の寝ずの看病にもかかわらず、奥様はとうとう亡くなってしまいます。
" | | "カセット" |
150 | "古今亭志ん生" | "お化け長屋" | "長屋の大家と住人の関係は、結構シビアなものでして、空き家があると、大家の方も遠慮して家賃のことなんかも、それほどやかましく言わないのですが、空き家がだんだんふさがっていくと、
" | | "カセット" |
151 | "桂 文楽" | "素人鰻" | "大名商売と言いまして、徳川幕府から明治新政府に変わった頃は、それまで武士だと威張っていた人々が、なれない商売を始めて、ずいぶんからかわれたものでした。
" | | "カセット" |
152 | "古今亭志ん生" | "化け物使い" | | | "カセット" |
153 | "古今亭志ん生" | "泣き塩" | "落語は、庶民、特に町人の楽しみと言う事もあって、おおむね、武士は悪く言われることが多い訳ですが、この「泣き塩」は、武士が共感を呼ぶ対象として描かれている点で貴重なものです。
" | | "カセット" |
154 | "古今亭志ん生" | "紀州" | | | "カセット" |
155 | "春風亭柳橋" | "夢金" | "冬の寒い日のことです。
" | | "カセット" |
156 | "三遊亭円遊" | "堀之内" | "人のことは言えませんが、そそっかしい人というのは、傍目から見ていて、信じられないようなことをしでかすものです。
" | | "カセット" |
157 | "金原亭馬生" | "船徳" | | | "カセット" |
158 | "古今亭志ん生" | "お直し" | "さて、昔の遊郭というのは、時間制でございまして、線香が1本消えるごとに料金が上がるという仕組になっておりました。これを「お直し」と言います。まぁ、この辺は、今でもあまり変わりないのでしょうけれど。
" | | "カセット" |
159 | "春風亭柳朝" | "こごと幸兵衛" | | | "カセット" |
160 | "春風亭柳朝" | "馬の田楽" | | | "カセット" |
161 | "春風亭柳朝" | "駆け込み寺" | | | "カセット" |
162 | "三笑亭可楽" | "妾馬" | | | "カセット" |
163 | "古今亭志ん生" | "三軒長屋" | | | "カセット" |
164 | "柳家小さん" | "猫久" | | | "カセット" |
165 | "春風亭柳橋" | "時そば" | "さて、ある男が、そばを食べ終えた後、勘定する時に、一枚一枚小銭を出しながら、
" | | "カセット" |
166 | "春風亭柳好" | "蝦蟇の油" | " さあさ、お立ち会い。
" | | "カセット" |
167 | "春風亭柳橋" | "子別れ" | | | "カセット" |
168 | "林家 正蔵" | "ぞろぞろ" | "その昔は、願懸けと言うものが流行っていまして……いやまぁ、流行るといういい方は適当ではないかもしれませんが、何かと神様にお願い事をしたものです。イワシの頭も信心からと言う訳ではありませんが、その当時は、色々と御加護があったそうです。
" | | "カセット" |
169 | "古今亭今輔" | "囃子長屋" | | | "カセット" |
170 | "古今亭今輔" | "江島屋" | | | "カセット" |
171 | "三遊亭金馬" | "堪忍袋" | | | "カセット" |
172 | "古今亭志ん生" | "富久" | | | "カセット" |
173 | "三遊亭金馬" | "近江八景" | | | "カセット" |
174 | "三遊亭金馬" | "てれすこ" | | | "カセット" |
175 | "三遊亭円遊" | "湯屋番" | "落語の世界で若旦那というと、まぁ、だいたい放蕩息子で、勘当されるのが落ちですが、それでもなんとなく憎めないものです。
" | | "カセット" |
176 | "古今亭志ん生" | "弥次郎" | | | "カセット" |
177 | "古今亭志ん生" | "粗忽長屋" | | | "カセット" |
178 | " 三遊亭円生" | "小言幸兵衛" | | | "カセット" |
179 | " 三遊亭円生" | "居残り佐平次" | | | "カセット" |
180 | "古今亭志ん生" | "柳田角之進" | | | "カセット" |
181 | " 三遊亭円生" | "芝居風呂" | | | "カセット" |
182 | "林家 正蔵" | "中村仲蔵" | | | "カセット" |
183 | "春風亭柳好" | "大工調べ" | | | "カセット" |
184 | "古今亭今輔" | "夢の酒" | "「ちょっと、あなた起きて。そんなところで寝てたら風邪ひきますよ。起きてったら」
" | | "カセット" |
185 | "三遊亭金馬" | "寝床" | | | "カセット" |
186 | "三遊亭金馬" | "茶の湯" | "蔵前のある名家の旦那が、稼業を息子に譲り、自分は根岸の里に隠居をすることにしました。
" | | "カセット" |
187 | "三遊亭金馬" | "浮世床" | "その昔、床屋さんと言えば、ちょっとした社交場の役割も果たしておりました。漫画や雑誌は勿論、将棋盤や囲碁盤なんかもあって、町内の暇をもてあました連中が、時間つぶしにもってこいの場所となっていました。娯楽が少なかった時代の話です。
" | | "カセット" |
188 | "三遊亭金馬" | "たがや" | | | "カセット" |
189 | "古今亭志ん生" | "安兵衛狐" | | | "カセット" |
190 | "桂 文楽" | "増鏡" | | | "カセット" |
191 | "三遊亭金馬" | "唐茄子屋政談" | | | "カセット" |
192 | "桂 三木助" | "たがや" | | | "カセット" |
193 | "春風亭柳橋" | "子別れ" | | | "カセット" |
194 | "三遊亭金馬" | "雛鍔" | | | "カセット" |
195 | "古今亭志ん生" | "風呂敷" | | | "カセット" |
196 | "古今亭志ん生" | "鰻のたいこ" | | | "カセット" |
197 | " 三遊亭円生" | "一人酒盛り" | "留さんが道を歩いていると、仲のいい熊さんが手招きをしています。なんだ、なんだと寄っていくと、いいお酒が手に入ったから一緒に飲まないかとのこと。もちろん、留さんに異存あろうはずがありません。
" | | "カセット" |
198 | " 三遊亭円生" | "そばの殿様" | | | "カセット" |
199 | "三笑亭可楽" | "品川心中" | | | "カセット" |
200 | "古今亭今輔" | "青空おばあさん" | | | "カセット" |
201 | "古今亭志ん生" | "抜け雀" | "ふらりと旅籠に入ってきた男。見た目にも一文無し風なので、店の者としてもハラハラしていたのですが、案の定、5日たち、6日たちしても、男はいっこうに支払う気配がありません。たまりかねた店の主人が、そろそろ一度精算を……と声をかけると、男はケロッとした顔をして、「ない」と言います。
" | | "カセット" |
202 | "三笑亭可楽" | "文違い" | " 廓における男女の関係というのは、実に複雑でございます。
" | | "カセット" |
203 | "古今亭志ん生" | "文七元結" | "世の中には、自分の苦労よりも他人の不幸を見過ごせない人がおられます。
" | | "カセット" |
204 | "春風亭柳橋" | "青菜" | "植木屋さんが仕事先で、こんなやりとりを聞きました。
" | | "カセット" |
205 | "金原亭馬の助" | "七段目" | | | "カセット" |
206 | "古今亭今輔" | "ラーメン屋" | | | "カセット" |
207 | " 三遊亭円生" | "淀五郎" | | | "カセット" |
208 | "春風亭柳朝" | "錦の袈裟" | "江戸っ子というのは、どうも妙なところで張り合うものでして、隣町の連中が、祭りで酒樽を3つ出すと聞けば、こちらは4つ。そろいの浴衣を100 作ったと聞けば、こちらは200。食中毒で3人倒れたと聞けば、こちらは5人。まぁ、こんなことまで張り合っても仕方ないのですが、ともあれ、町ごとの対抗意識というのは、非常に強いものでした。
" | | "カセット" |
209 | "春風亭柳朝" | "蛙茶番" | "江戸時代、お芝居小屋には舞台番というのがおりました。彼は何をするかというと、客の子供やなんかが騒ぎ出したら、静かにさせるというのが仕事です。
" | | "カセット" |
210 | "古今亭今輔" | "ねぎまの殿様" | | | "カセット" |
211 | "古今亭志ん生" | "天狗さばき" | | | "カセット" |
212 | "古今亭志ん生" | "穴釣三次" | | | "カセット" |
213 | "春風亭柳朝" | "佃祭" | "情けは人のためならず めぐりめぐりて己が身のため、というような事を言いますが、なかなか人に情けをかけるのは難しいものでございます。
" | | "カセット" |
214 | "三笑亭可楽" | "巌流島" | | | "カセット" |
215 | "春風亭柳枝" | "たらちね" | | | "カセット" |
216 | "林家 正蔵" | "一眼国" | "昔は、両国橋をはさみまして、西側の日本橋は寄席がありましたし、大道商人もたくさん出ておりました。東側はというと、本所の回向院を中心にずらっと見世物小屋が立ち並んでおりまして、こちらはこちらでたいそう賑わっておりました。
" | | "カセット" |
217 | " 三遊亭円生" | "てんしき" | | | "カセット" |
218 | "三升屋小勝" | "二人酒" | | | "カセット" |
219 | "古今亭志ん生" | "庚申待ち" | | | "カセット" |
220 | "古今亭志ん生" | "首ったけ" | "吉原というのは、世の中のことが大体分かってくるところですから、昔の若い人は、一度はそういうところに行ったものなのだそうです。僕なんかも、まぁ、後学のためと称して行きましたけれども、少し勉強しすぎてしまいまして、まぁ、こういうのはあんまり勉強しすぎてはいけませんけれども、とにかく男ってのは、夢中になる時は、そんなものです。
" | | "カセット" |
221 | "柳家金語楼" | "兵隊落語" | | | "カセット" |
222 | " 三遊亭円生" | "豊竹屋" | "豊竹屋の節右衛門さんは、義太夫が好きです。と言っても、普通に演じるのではなく、見たり聞いたりするものを、義太夫の節にして語るという、なんとも罪のない方でした。
" | | "カセット" |
223 | " 三遊亭円生" | "三軒長屋" | | | "カセット" |
224 | " 三遊亭円生" | "佐々木政談" | "江戸時代の名奉行というと、大岡越前、遠山様が挙げられますが、幕末の名奉行として、佐々木信濃守顕発という方がおられたのだそうです。
" | | "カセット" |
225 | "桂 枝雀" | "不動坊" | | | "CD(MP2)" |
226 | "桂 枝雀" | "うなぎや" | | | "CD(MP2)" |
227 | "桂 枝雀" | "首提灯" | | | "CD(MP2)" |
228 | "桂 枝雀" | "いらちの愛宕詣り" | | | "CD(MP2)" |
229 | "桂 枝雀" | "はてなの茶碗" | | | "CD(MP2)" |
230 | "桂 枝雀" | "佐々木裁き" | | | "CD(MP2)" |
231 | "桂 枝雀" | "時うどん" | | | "CD(MP2)" |
232 | "桂 枝雀" | "つる" | | | "CD(MP2)" |
233 | "桂 枝雀" | "質屋蔵" | | | "CD(MP2)" |
234 | "桂 枝雀" | "崇徳院" | | | "CD(MP2)" |
235 | "桂 枝雀" | "饅頭怖い" | | | "CD(MP2)" |